合格者はこう使った!
「肢別本は、新司や予備試験の過去問を中心に、旧司や辰已オリジナル問題まで掲載されており、短答式対策として穴をなくすためには適切な教材です。また、解説も程よい量で書かれています。ただし、掲載問題が非常に多いため、何周もやり込もうとするとかなりの労力が必要で、私も予備試験前は1周以上できず、短答式不合格となってしまいました。そこで、私が使用した教材は、「聞くだけ完成肢別本」です。この教材は、辰已講師が肢ごとに解説してくれるDVDで、主に解説部分を朗読しつつ、適宜解説を加えたり問題文を確認したりする進め方です。内容が重複しているものや、新司に出そうもない問題等はとばしてくれるため、肢別本1冊あたり数時間で終わり、効率的に肢別本をまわせます。私は、この教材のスピードに合わせて“肢別本の解説部分を読む”という方法をとり、各科目10周程度は繰り返しました。この方法は、“問題文を読んで解く”という肢別本の基本的な使用方法ではないですが、重要なことは知識を押さえることであり、過去問と全く同じ文言で出題されるわけではないこと、基本的な使用方法だと問題文と〇☓をセットで覚えてしまうという弊害もあり得ることから、非常に良い勉強法だったと感じています。」(中大法-一橋大LS-司法1回合格)